久々の高原へ [撮影行]
安近短の場所から、翌日は久々にプチ遠征して高原に行ってみました。っが、週末の好天
ともあって、天文屋が終結してて超賑やかでした。この場所には何度も訪れてはいるのです
が、こんなに終結した状況出会ったのは初めてです。
二台体勢の方が多い印象で、撮影オンリー、観望オンリーとそれぞれに楽しんでいた様で
す。その場所(駐車場)が埋まっても、車が次から次へと訪れるのですが、入る余地がないと
知ると異なる場所へと散っていった様です。
北アメリカとペリカン星雲
取り急ぎ、真ん中あたりに一ヶ所空きがあったので入らせてもらいました。直ぐにセッテ
ィングをして、金星の動画を撮影。その後、さそり座頭部を撮り、北アメリカ辺りを撮り始
めた頃から薄雲が広がり始め、久々の撮影会は終了しました。
上の写真は北アメリカとペリカン星雲を撮ったものです。機材は前日と一緒で、EOS6D
(HKIR)、ISO3200、90sx16枚(総露出24分)にて、撮り易い対象です。今回はjpegを重
ね、コントラストを調整しただけなので、中央部のカブリが取れてません。真っ赤になって
ないので、これはこれでいい感じだと思ってます。
確かに、前日に行った場所よりも一段暗いのですが、車のライトに照らされて結果は...
それでも、この時期は寒過ぎることは無く、快適な一時を過ごす事が出来ました。もっと近
いといいんですけどね。
南の島 [撮影行]
水平線に映る半島に今回の探鳥拠点となる自然公園があります
コロナ過での色々な制約があり、頓挫していた南の島に行く計画。やっと実行できました。
先の土日に有給二日を加えた計四日間ですが、そこは初上陸地ゆえに沢山の出会いがありま
した。画像としては、なかなか納得のいく絵はないものの、取り敢えずアップしようと思っ
てます。
あやまる岬にて
初日。空港到着後、早速レンタカーに乗って近くのポイントに移動して探鳥開始です。
磯では、イソヒヨドリ、ウミウ、ミサゴ、チュウサギ、カワセミ、ハクセキレイ、ホオジ
ロハクセキレイ、セイタカシギ、オバシギ、タカブシギ、ウズラシギ、コチドリ、メダイチ
ドリ、リュウキュウツバメ。翌日、アボセット4個体が羽を休めていたそうです。残念なが
ら、今年の渡りは2月から始まっていて、殆どの鳥が通り過ぎてしまっただとか。ムネアカ
タヒバリにはタッチの差で出会う事は叶いませんでした。カワセミって潮だまりでもハンテ
ィングするんですね。何時も川でしか見てないので違和感がありました。
直ぐ脇の林では、リュウキュウメジロ、アマミシジュウカラ、リュウキュウヒヨドリ、リ
ュウキュウキジバトが。ただ、蝶の姿が全く見れませんでした。この日は、強い寒気が入り
込んでいて、冷たい北西の風が吹き抜けてたので、止む無しといったところでしょう。
二日目。4時半にホテルを出て自然公園には5時過ぎに到着。リュウキュウコノハズクの鳴
き声を聞きながら、夜明けを待ってみました。明るくなり始めた5時半頃、アカヒゲがあちら
こちらで鳴き始め、その後、小鳥達の大合唱が森中に響き渡ることに。こんなに鳥影の濃さ
を感じたのは久々でした。
この森では、アカヒゲ、オオトラツグミ、オーストンオオアカゲラ、ルリカケス、ズアカ
アオバト、カラスバト、リュウキュウサンショウクイ、アマミコゲラ、アマミヤマガラ、ア
マミシジュウカラ、リュウキュウメジロ、リュウキュウキジバト、シロハラが見れました。
展望台からの眺め
早朝の冷え込みが嘘のように気温も急上昇。強い日差しの中、展望台にあがって風景を眺
めていると、モンキアゲハ、オキナワカラスアゲハ、アオスジアゲハ、ツマベニチョウが次
々に目の前を飛んで行き、気付けば樹上にフタオチョウの姿を確認。しかし、蝶は全く止ま
ってくれず、見ただけに終わりました。
その後、移動時にイシガケチョウ、アカボシゴマダラ、リュウキュウミスジ、アマミウラ
ナミシジミ?と思われる個体も見れました。田んぼでは、チュウサギ、セイタカシギ、ノビ
タキ、セッカを、蝶では、タテハモドキに出会えました。
マングローブ展望台より
ナイトツアーにて
夕刻、ナイトツアーに参戦。アマミノクロウサギ、ケナガネズミ、アマミトゲネズミ、ク
マネズミ(外来種で増えてるそうです)、アマミヤマシギ、リュウキュウコノハズク、ズアカ
アオバトを観察。しかし、予想以上に冷え込みがきつくフリースが欲しいところでした。ホ
テルに戻ると22時過ぎ、流石に疲れたものの何とも充実した一日でした。
今日も晴れ
三日目。ホテルを5時半に出発し、昨日と同じ自然公園内を散策。その後、島の南部に移
動しました。
途中で出くわしたケンムン像
湯湾岳公園。ここも鳥影が濃いだとか。
マテリヤの滝
観光ポイントを巡りながら湿地を散策。シギが二羽いたのですが飛ばれてしまって詳細は
分かりません。久々にシマアジに出会えたものの、他は留鳥ばかりでした。
野鳥以外では、アオモンイトトンボの他、ベニトンボのメスが沢山いたぐらいで、他のト
ンボの姿がが全く見当たりません。蝶に関しては、モンキチョウの他、ヤマトシジミがいた
くらいで寂しい限りでした。
最終日。再び自然公園に出向き、アカヒゲとオオトラツグミの見納めに。その後、今度は
北部に車を走らせ、蝶のポイントを訪問。出会たのは、アカボシゴマダラ、モンキアゲハ、
イシガケチョウ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモン、アサギマダラ、ミナミキチョウ、リュ
ウキュウミスジのみ。シロチョウ科がもっとヒラヒラ舞っているのかと期待していたのです
が残念です。
早目に帰り支度を整えて、鶏飯を食べに行った後にレンタカーを返却。その際に地元の方
に伺ってみると、昨今、蝶の姿が激減してる様でした。こんなに自然豊かに見える場所でさ
え、環境が変わりつつあるのは間違いなさそうです。
もう少しノンビリして風景写真も撮りたかったですね。また行けるのかどうかは分かりま
せんが。ただ、次行くとするならもっと南の島ですかねぇ。ただ、スギは少なく、ヒノキは
分布しない地にて、花粉症の当方においては至極快適でした。
それにしても、暗部でのZ9、弱いですわ... Rumorに上がってきた200-600mmとの組
み合わせはどうなんでしょう。気になってきました。因みに、今回持ち込んだ機材ですが、
ボディーはZ9とD500、レンズは800mm、150-600mm Sports、18-300mm Macro。
殆どZ9と150-600mm Sportsの組み合わせです。やはり、磯以外だと800mmは不要でし
た。
再びフィールドへ [撮影行]
Nikon Z9 + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(F4開放), ISO6400, SS:8"
今年最後になると思い、28日の晩、会社から帰宅するなり機材を車に乗せて出向いてみま
した。残念ながら、三峰は既に場所がなかったので横瀬まで戻りました。おかげで4時間の
タイムロス。やはり出撃時間が遅い場合は、素直に高速に乗って朝霧に行った方が良いと、
つくづく思った次第です。
撮影日時: 2022年12月29日、04時27分~
撮影場所: 埼玉県秩父郡横瀬町、気温 -2℃
望遠鏡: FSQ-85ED + Reducer(D85mm, f=329mm, F3.87)、ガイド鏡 + QHY5L-II
+ S/S2での自動ガイド
カメラ: ASTRO 60D、ISO1600、HEUIB-II、WB: 太陽光
露出: 60s x 32 (総露出32分)
架台: EM-200 Temma2
画像処理:S/I 9で現像、コンポジット、レベル調整、PSE 9 でトリミング
明け方、再びZTF彗星に鏡筒を向けて撮ってみたのですが、今回はレディーサーを挟んで
F値を上げ、4/1にトリミングしてみました。強調したので画像は良くないのですが、核の左
側に広がる尾とは別に、左斜め上に伸びる一筋のイオンテールをなんとか捉えることができ
ました。もっと暗い空であれば簡単に写るのではないでしょうか。
因みに、この場所は「夜空の明るさマップ」では黄色のゾーンです。フィルターワークで
何とかと思えど、出来ればグリーンゾーンにまで足を延ばしたいところです。
さて、明日は早くも大晦日ですわ...
MFへ [撮影行]
節電騒ぎしてる割には超明るい東京方面から登る火星とオリオン座です。
昨日は、在宅勤務でした。予約投稿してから直ぐに機材を車に詰め込み、秩父に向かいま
した。今回の目的は、先に調整したVX10の光軸確認。何時まで経ってもまともに撮れません
(^^;
先にレーザーコリメーターを確認した際、久々にセンターアイピースも使って確認したの
ですが、ほんの少しばかりズレてるのが気になり、結局、斜鏡も調整することに。これが超
厄介でして、鏡筒そのものが柔いこともあって二時間も時間を費やしてしまいました。
現地で早速セッティングして、再びレーザーコリメーターで光軸調整。星像を確認する限
り問題無さそうです。
その後、今回は天体導入はステラナビゲーター11、カメラ制御はステラショット2、オート
ガイドはPHD2を利用して、幾つか撮ってみました。天体導入は、ステラショット2よりもス
テラナビゲーター11の方がベターです。ステラショットの売り文句だった導入補正は、今回
も全く機能せず、原因が分からずヤレヤレでした。うまくいく時は超快適なのにね。月が登っ
て来たので終了です。
あ”~、オオタニさん、残念でした。どちらも偉業には変わりないので両者受賞の可能性を
期待してたんですがねぇ...
晴れた... [撮影行]
金曜日の晩、最初は晴れ渡ってはいたものの、いつもの様に何処からともなく薄雲が湧
いて来て... 上空の雲は西から東に流れるものの、低空の雲は台風の縁を東から西に流れ
てました。
土曜日。台風が東に離れるにつれて、やがて雲は北から南へ。天気は持つと思い、機材
を車に詰め込んで、いざMFへ。それでは、朝までで晴れたのかと言うと、2時半頃から雲
が広がり始め、早目の撤収となってます。
昨夜のシーイングは、いいところで3/5程。ただ、気温は一時的に12℃にまで下がりま
した。1,000mにも満たないお山なれど、季節は着々と歩みを進めてます。どうやら今年
も寒くなりそうです。
さて、昨夜は土星、木星の動画を撮った後、じゃじゃ馬娘のORIONに乗せ換えて、ちょ
こっと星雲と銀河を撮ってみました。今回使用したカメラは、EOS 6D(HKIR)。さて、ど
うでしょうかね。
ところで、ユーロファイター見に行きたかったわぁ...
再びMFへ [撮影行]
2月となると冬の星座達も西の空へ
今一つパッとしない天気が少し続いたのですが、再びMFに足を運ぶことが出来した。今
回は、機器の点検をしながらちょっくらフィルターを試せればなぁ、っといったところで
す。ちんたらやってるので、相変わらず宿題は残ったままになりそうです。
先ずはカプラー問題から。どうやら温度ではなくて、延長コードの接点不良でした。これ
も機材のあるあるでした。ただ何故か不安定で、暫く放置していたらまさかの電源落ち。接
続し直してみたら、アラートが出たりと。仕方なく、アマゾンでポチっとしてた新たな武器
を投入することにしました。
これは、5VのUSB電源を8.4V前後まで昇圧させるもの。カメラバッテリーには、7.5V
と記載されてはいますが、実測値は8.4Vなので粗純正バッテリーと一緒です。ただ、USB
出力側はMin.36Wの出力で、ジャグリーだと708のタイプでOK。純正ではなくて中華製で
すが、昇圧機は小型で配線もスッキリしてるのでGOOD。勿論、お値段も懐には優しいもの
(2,400円程)でした。
次に、購入したまま放置していたSTARRY NIGHTを使ってみました。望遠鏡用のフィル
ターはあるのですが、カメラ用フィルターが欲しかったのでポチっとしていたものです。撮
影対象はバーナードループ。Sigma Macro 105mmにEOS 6Dだとワンショットで全容を
捉えられるのですが...
EOS 6D(HKIR) ISO3200、SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMにて30
秒の露出でのワンショット。JPEGでの未加工ものですが、ノーフィルターに近い様です。
ホワイトバランスは、太陽光にしてるので赤が目立つのは仕方ないとして。この赤が厄介
なんですがね。一応、光害カットフィルターを謳ってはいるものの、背景に自然のものや
人工物が移る場合に有効なんでしょうね。露出30秒の一枚ものとはいえ、バーナードルー
プは薄っすらと確認出来ました。
48枚撮った後、マニュアルでも撮っておこうとしたのですが、雲が流れて来て断念しま
した。HKIR機の場合、どういう時にホワイトバランス設定を変えるべきなのかが未だ掴め
きれてません。
撃沈 [撮影行]
今日は台風一過。湿気が残ってて気温は上がったものの、心地良い風が吹いてて何ともい
い感じ。そして、青青しい空が広がってました。
夕飯を済ませてから、機材を車に詰め込んでちょこっと出かけて見ました。秩父側は雲が
湧いていたのですが、時間の経過と共に消えそうだったので、雲の隙間から北極星を見つけ
出しながらセッティング。そして、いざ土星導入しようとコントロールボタンを押すものの、
赤緯側が反応せず... この間は動いてたのに...
どうも断線っぽい感じでした。木星と土星を撮影した後、PHD2の設定を変えながらオート
ガイドのテストするつもりだったのですが、結局のところ何もできず仕舞いとなりました。
まともに撮影出来るようになるには、まだ時間が掛かりそうです。
マジかぁ... [撮影行]
EM-200をオーバーホールしてもらったものの、その後の動作テストは済んでませんでし
た。そして、昨夜になってやっとチャンス到来。安近短となる秩父に出向いてみまいた。
局軸望遠鏡のP.LIGHTが点灯しないパプニングはあったものの、実際に微速度で星の挙動
を見る限り、以前とは違って好反応でした。
先ずは、土星や木星の動画を撮影しながら、月が沈むのを待ちました。ここ空は明るいの
ですが、それでも月が沈むとうっすらと天の川が現れ、散在流星がチラホラ。久し振りの眼
視観望を楽しめました。
最後に、オートガイドをモニターしてみたかったのですが、PHD・PHD2が何故か立ち上
がらず、仕方なくステラショットでやってみたらズタズタ。ノータッチの方が未だマシでし
た。未だ先は長そうです。
帰宅後、三時間半仮眠してから第一回目のワクチン接種に行ってきました。特に支障等は
ありません。それにしても暑いですわ~。ミニストのシャインマスカットソフトが美味でし
た。
久々の出撃 [撮影行]
久々にお出撃してみました。未だスギ・ヒノキの花粉爆弾が飛ぶかう中、敵陣の真っただ中
へ。これぞ四面楚歌! マスクのおかげで鼻水は少々、でも、目は涙目に...
20時半前に現着し、超久々にじゃじゃ馬VX250-Sの調教を開始。しかし、手順忘れてる
わ...
先ずは、一通り機材をセッティングした後にバランス調整。そして鏡筒の位置決めしてから
鏡筒バンドの締め付け。なんせジュラルミンにて光軸が微妙にズレちゃいます。最後に、最後
に、レーザーコリーメーターを使って、光軸合わせ。そんなこんなしてる間に、筒内気流が収
まってきます。
今回は、Quad BP Filter II 効果を確かめようとしたのですが、どうにもこうにもフィルタ
ーケースが開かない。おまけに手がかじかんでいて指先に力が入らず撃沈。結局、その後は適
当になってしまいました。(笑)
そして、あることに気付くのです。ステラショットでオートガイドすると相変わらず暴れま
くるので、ノータッチガイドへ。そしたら、何故かノータッチの方がメッチャ歩留まりが良
い。どうすっぺ。
兎にも角にも、少しばかりの気晴らしは出来ました。それにしても、寒い夜でした。4時に
は氷点下を下回って霜がビッシリ。しかし、静まり返っていたその場所は、5時を回る頃には
小鳥たちの囀りのシャワーが。その中にはクロツグミの美声が混じってました。クロちゃんは
相変わらず渡って来るのが早い様です。
その後は、ウスバシロチョウを見に立ち寄ってからの帰宅です。チカレタビー。
10ヶ月振り [撮影行]
都心方面は相変わらず明るい...
どう見てもスッキリ晴れそうな様子だったので、出撃してみました。自宅から一番近い県
民の森は、先の台風被害の復旧工事で未だ通行止め。慌てて三峰のヘリポートに行ってみた
のですが、既にスペースが...
自宅を15時に出発したにもかかわらず、4時間以上のドライブの末にたどり着いたのが、
最初に寄ってみた県民の森の登り口でした。
さて、10ヶ月振りの出撃となったのですが、あまりにも宿題が多すぎて何処から手を付け
たらいいのやら...
取り合えず、火星の動画を撮った後、点検・撮影をしてみました。
先ずは、GPS、カメラ、赤道儀及びオートガーダーをステラショットに接続して点検。最
初、これまで使っていたGPSを認識せず、思いっきり汗。設定を上書きしてみたら繋がって
ホッと。
大問題だったオートガイドは、今回稼働させてみると、何とか6pxに収まってました。ま
あ、EM-200のオーバーホールは未着手です。
今回は、ステラショットでカメラ操作とオートガイドを。天体導入はステラナビゲーター
側で導入するスタイル。画角などを確認する時は、ステラナビゲーター11の星図を写真か反
転写真を利用したいところです。しかし、都度、望遠鏡の接続先を変更せねばならないので、
手間がかかります。ステラショットの星図を改善して欲しい所です。
次に先に購入したHKIR改造機となるのですが、改造メーカーが登録しているホワイトバラ
ンス設定が、前回しっくりしなかったので、今回は太陽光にして、IDASのNGS1を挟み込ん
でみました。果たしてどうなることやら。モニター上は灰色ではなくブルーだったので、何
ら変わってないかも知れません...
日中20℃もあってTシャツでもよかったのに、夜半以降は4°まで冷え込みました。Tシャ
ツにフリース一枚で飛び出したのですが、シュラフを持って行ったので助かりました。でも、
あともう少し経てば、いつもの氷点下の世界がやってきます。