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試写 [機材]

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左が新米君の NIKON Z 180-600mm。右が SIGMA 150-600mm(+FTZ II)で 600mm時

 D500との相性は良いので未だ使用している SIGMA 150-600mm Sports。何と言って
も直進ズームが最高ですね。鳥のみならず、昆虫の撮影にも多用してます。と言っても、パ
ーフェクトではなく、重量 2,860g と最短撮影距離 2.6m が足を引っ張るくらいです。こ
れまでは、一日中手持ちでもOK! だったのですが...
 そんな中、Zマウント用のズーム望遠がやっとお出ましになりました。皆さんも大いに待
ち望んでいたことでしょう。何と言っても純正物で重量は 2,140g、180mm 時の最短撮影
距離は 1.3m で、撮影倍率は 0.25 倍。まずまずでしょうか。それでも、SIGMA の方はま
だ使えるけど D500 の出番が無くなりそうだし、代替機がうわすら立ってないしねぇ... 
なんて考えたら即ポチできませんでした。悩んだ挙句、結局のところ予約開始日に遅れる事
一週間後にポチリました。
 先日、納期がMax.4ヶ月遅れる旨の通知が来たばっかりなのですが、その後すぐに出荷準
備中との連絡が入り、昨夜に受領。発売日から一ヶ月遅れでした。

 取り敢えず、今日は地元の沼に行って実写してみました。第一印象ですが、軽い、です。
SIGMA 君より 844g も軽くなったのですから、これは大きいです。操作に関しては、やは
り、直進ズームにはかなわないですね。ただ、ズームリングの回転角が 70° に抑えられてる
ので、180mm から 600㎜ にズームする場合、レンズの下で支えてた左手の肘が丁度真横
に上がる感じです。ギリですかね。あとは慣れるしかなさそうです。ズームリングの硬さは、
自分にとっては丁度いい感じです。軽すぎて勝手に動いてしまうよりかは良いでしょう。
 画質で 600mm だと甘いとか言われてる割には、許容範囲内。AFは、当然のごとくカメ
ラボディ次第。Z9でも、600mmだと遠景から近景にレンズを振ると、背景によっては迷い
が生じる場面がありました。それと、被写体を認識しない風景だと、AFエリア枠の下側にピ
ンが来る前ピンで、これは要注意でした。
 
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丸い玉ボケにはなりません

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分かり辛いのですが、羽毛はちゃんと分解できてます。

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180mmでFXモード。レンズ先端からの距離は1m程です。

 良いですね。当面の間、このレンズだけで十分遊べそうです。
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メンテナンス [機材]

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乾燥剤の白い粒がジェル状になってました

 この間、久々に火星の動画を撮った時には気付かなかったのですが、その後、再び火星を
撮って片付ける時に気付きました。天候が悪くて押し入れにずっと眠っていたμ210ですが、
その主鏡全面に白っぽいカビの様なもので薄っすら覆われてました。春先までは、ピカピカ
だったのですが。
 アルミケースに防湿材を二個入れて保管しているのですが、その防湿材は湿気を吸いまく
ってれ乾燥剤がジェル状に。やってしまいましたわ...
 メンテを依頼するにしても、かなり待たされそうなので、意を決して自分で洗浄すること
にしました。

 っという事で、恐る恐るセルを外してみることに。マーキングして、ネジ締めのトルクだ
け体感で覚えておいて... ところが、随分と簡単な構造でした。逆に、これで芯出しするの
ですから、元鋳物屋、伊達じゃないですね。

 先ず、チリ紙を主鏡にかぶせ、そこに霧吹きで水を噴霧して湿らせて10分ほど放置。ゴミ
を浮き上がらせてからそ~っとチリ紙を取り除き、今度は中性洗剤を入れた洗浄液でそ~っ
と筆でこすって落としました。最後は、レンズ拭きで仕上げようとしたのですが、指先から
出る水蒸気を拾ってしまうのでダメでした。そこで、ハクバのレンズペンを使って仕上げま
した。後は、位置合わせとネジ締めで完了です。

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元通りピカピカに

 なお、ミューロンの特徴となるミラーシフトですが、その部分を確認する限り、手の付け
ようがないことが分かりました。

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レーザースポットは流石に拡散してぼやけますね

 念のため、レーザーコリメーターで確認したところ、問題は無さそうです。後は、実際に星
像を見て判断します。
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レーザーコリメーター [機材]

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 まぁ、色々とあります...
 先ずは、レーザーコリメーターからです。先日、VX10を架台に載せて光軸合わせをする
際、レーザースポットが何だか変?
 近視と乱視が入り組む僕チンのお眼目には、メガネをしていてもレーザー光が丸い点では
なくて大きな楕円形に。そして、主鏡のセンターマークからはみ出てる? 自分がボケてる
のは止む無しとして、何でこんなにボケてんのと思いつつ... 流石に、覗き込むことも出来
ませんからね。結局、アマゾンでポチリました。

 レーザーコリメーターは、反射望遠鏡の光軸調整には必須のアイテムです。特にオライオ
ンの場合、使うたびに微妙にズレるので常に調整の嵐。おかげで調整にビビることは無くな
りました。
 これまで使っていたのが左側。そして、今回新たに手に入れたのが右側。最初に買ったK
社製のお値段は12,800円。一方、アマゾンで購入したB社製は4,000円。随分と値段が下が
りましたね。値段が安い分、使えないのではと不安だったのですが、そんなことはありませ
んでした。

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 レーザースポットを確認してみました。2.4m(VX10の焦点距離が1,200mmなのでその
2倍の距離)離して、黒い紙箱にレーザーを照射してみたところ... 全然違うじゃん! 
 レーザーダイオードの先にレンズがあるハズなのですが、どうやら内部でそのレンズが
ズレてしまったのか。分解して原因や仕組みを確認したいところですが、結構手間取りそ
うなので諦めました。
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到着なれど [機材]

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 ゴーヨンからハチロクサン?へ。注文後、丁度三ヶ月後の入手となりました。ただ、今
来ても撮る対象が...
 ゴーヨンとの重量差は705g程。でも、やっぱり持った瞬間軽いので気分は〇です。
 ところがです。機材を新しくしたけど、世の中の変動を見てると、何だか被写体がどん
どん遠のいてる感が強いですね。
 ひょっとして遅過ぎた? いいえ、そうじゃないことを祈ってます。
 その一方で、新型コロナウイルスだけは急増。どうなるんでしょう。
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ミラーレスへ [機材]

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 かれこれ半年以上も前ですが、断捨離を決意。恐らく、年齢的にみてもこれが最後だろ
うと、色々考えた上でのことでした。
 〇タムラさんに出番の少ないレフ機、レンズやテレコン等を持ち込んで買取見積もりを
もらったところ、算段する間もなくミラーレス機への買い替えを即決。そして、3月11日
に手元に届いたので、早速テスト撮影してみたのですが...
 結果は、Z9の凄さよりも逆にÐ500のが... 兎にも角にも、改めてÐ500の素晴らしさ
を再認識した次第です。勿論、Z9の実力は素晴らしいの一言なのですが、設定がキーにな
ります。本当にちょっとしたことなのかもしれませんけどね。普通に鳥などを撮る場合は
いいのですが、望遠マクロで蝶等を撮る際、ちょっと使い辛くてしっくりきません。
 結局、その後もここ一番となる場面になると、確実性を求めて使い慣れてたD500を頼
りにするため、最初からD500を持ち続けることに。これじゃぁ、いつまで経っても進歩
が無いので、本腰入れて使うことにします。要は如何に慣れて使い熟すかなのでね。ただ、
レンズだけは選ばないといけない様ですねぇ...
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またケーブル [機材]

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左側が中継コネクタ有のタイプで、右側が中継コネクタ無しのタイプ

 昨日は、二十四節季で言う啓蟄。確かに大分気温が温くなってきたものの、ここ関東では
昨年よりも一か月以上も遅い春一番が吹き荒れました。その一方で、午前中、六ヶ月点検で
洗車してもらった車には、既にスギ花粉が薄っすらと... イヤな時期到来です。とは言え、
どこぞの国の戦禍に比べたら、幸せな限りです。

 夕刻になり風が収まっていたので、早速出撃です。MFでは雲が広がっていて、隙間から星
が見てる程度。オートガイドのトラブル検証ならいけそうなので、先ずはセッティングを開
始。直ぐにオートガイドの検証に入りました。
 結論から言うと、中継コネクター部での接触不良(モジュラーソケット外れ)でした。この
オートガイドケーブルは、QHY5L-IIをT社で購入した際に、タカハシ用のものを同時に購入
してて、既に二号機になってます。PC/2を中継コネクター経由、六極六線の所謂電話線に繋
げるタイプ。但し、結線ヶ所が弱々しいため(前回はこの部分で断線してました)、二号機に
は補強用にプラ板を入れて絶縁テープで巻きつけてます。そしたら、今回はモジュラーソケ
ットの爪が折れて外れかけてました。補強用の絶縁テープのため気付かなかったものです...
上の画像を見てもらうと、モジュラーケーブル側の被膜がソケットから外れていて黄色信号
が... でも、これは六極六芯ストレートで対応できます。
 その一方で、念のため仕入れていたものもチェックしてみました。こちらはPS/2ケーブル
をそのままモジュラーソケットに結束したタイプ。流石に国内メーカー製とあって、ケーブ
ルそのものに弾性があって、低温時でも硬直しない感じでした。値段も値段なので納得です。
 取り急ぎ、またもやケーブル周りで済みました。QHYだったら買い替えればいいけど、EM
-200のコントロールボックス側だったらジ・エンドだわと、内心やきもきしてました。

 その後、自身の課題に取り組んでみました。雲が出ているためかなり明るい状態だったので
すが、既に西に傾いているおおいぬ座に鏡筒を向けました。ターゲットはSh2-308、ミルク
ポット星雲を雲の隙間から。その後、やまねこ座に向けてKP164+31.1、ヘッドフォン星雲
を試し撮りしてみました。但し、ヘッドフォン星雲を撮り始める頃から季節風が強まりだし、
時折突風が吹き抜けて車も揺れる尾度でした。
 次は、μ210で銀河を撮るつもりです。今夜も行けるには行けたのですが、薬を飲んで鼻詰
まり・涙目に対処中です。 
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取り合えず... [機材]

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今回も安近短で

 先日の雪は2cm程の降雪で大したことはなかったものの、それでも玄関先の路面は日陰も
あってケートリンク状態。MFはここ以上に振ったのだろうと少々不安を持ちつつ、再びを運
んでみました。想定外に雪の痕跡や路面凍結も無く、20時過ぎに現着すると既に二組の同業
者いらっしゃいました。同業者に出会うもの超久です。 

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緑の矢印を水平にするのがベターの様です

 取り急ぎ。月が沈むまでちんたらと機材並びに車内をセッティング。っで、問題のオート
ガイドですが、前回好調だったPHD2は今回は何故か不調。キャリブレーションを終えらな
い状態です。一方、ダメもとでステラショットにつなげてみると、今度はキャリブレーショ
ンが終わってスタンバイ状態に... っという事は、次はステラショットはダメでPHD2はOK
っという事なんすかねぇ。ただ、これまでの問題点は粗解消されたと言うべきでしょう。

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下界だと動いてくれるんですが...

 一方、ジャグリーにEOS6D用のカプラーを取り付けて電源を入れてみても、カメラの電源
がONにならず。仕方なく、バッテリーをちょこまか変える作戦に変更。EM-200の電源供給
もすんなり行かず。取り合えず、結果的には入りましたけど。事前に自宅で稼働させて確認
した時は、EM-200と6Dの電源供給で16-18W程で推移してました。先ほど、自宅でもう一
回確認してみると、やはり稼働します。考えられるのは温度?? 
 外気温は-3℃(メーカー保証では-10℃まで)だったんですがね。ほんじゃ、次回君にはホッ
カイロでも貼ってやることにすっか。自分ですらホッカイロなんぞ使ったことないのに。
 とまあ、中々一筋縄では行かずもどかしいものの、それもまたいとおかし? 
 その日は、先客のお二方と時々おしゃべりしながらも久々に楽しい一時を過ごす事ができま
した。05時に撤収、06時に帰宅、13時まで爆睡です。次は今月末かな。
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牛歩... [機材]

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オイラの秘密基地?ってか車内です

 あっという間の年末年始でした。寒いものの天気は良かったので、撮影に出かけた方も
いらっしゃる事でしょう。オイラは?っと言うと、息子に車を奪取されまして、スノボに
行って帰ってきては、その汚れた車をオイラが洗車するという感じでして... 息子よ、何
ていい身分なんだ。
 それでも、昨夜にチョロっと出かけてみました。機材をセットアップして、先ずは総点
検です。ステラショットに全ての機器を接続しての動作確認の結果、やっぱりオートガイ
ドは✕。次回、ちょっと設定をいじくってトライしてみます。
 一方、前回不調のPHD2は、インストールし直したらこちらは〇でした。一体何が悪かっ
たんですかね。取り合えず、キャリブレーションも問題なく終わってガイドを開始。±1”位
に収まってました。
 その後、PHD2のマルチスターガイドを試そうとすると、急に赤経側が暴れだして...今度
は何が起きたのかと確認してみると、電源でした。ASTRO60Dをスタンバイさせていたの
ですが、この電気大食い機に電気を奪われ、EM-200のモーター駆動が不安定になった様で
す。G&Sユアサ君もとうとう寿命っすか。やれやれ、出費が嵩むわい...
 新米のジャグリー君を応援に回すと復活。但し、今度はノートパソコンの電源が落ちそう、
っという事で、その日はナローバンドフィルターの試し撮りまで行き着けず。ホント、牛歩
です。

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バッテリー [機材]

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 長年使ってきたバッテリーがお亡くなりになってました。かれこれ12年前に購入したパナ
ソニックのN-55B19L。容量は36Ahで並列に配線し、赤道儀とキムチ製の冷却改造カメラ
用にしてました。定期的にオメガプロでメンテナンスしてきたのですが、流石にサルフェー
ションが酷くなったのか、メンテナンスも受け付けなくなってました。それにしても、随分
と頑張ってくれたものです。近くのオート〇〇〇〇さんで引き取ってもらいました。
 一方、ディープサイクルのG&Sユアサ君。こちらは主にノートパソコン関連用として使っ
てますが、こちらも早10年選手。ただし、電圧やインジケーターを見る限り、未だ使えそう
なのでもう少し頑張ってもらいます。
 今回、後釜としてチョイスしたのがジャグリーです。ポータブルバッテリーとしては、今
や名の通る商品。コスパ的には鉛のバッテリーに軍配が上がるものの、問題なのはやっぱり
重量。二個の鉛バッテリーをクーラーボックスに押し込めた総重量は20kg。一方、この新顔
のジャグリーは、以前の容量を上回る上に重量もたったの4kg! 取り回しに関しては、大
分楽になりそうです。
 この他、今日はスタッドレスタイヤに履き替えたりして一日が終わってしまいました。今
は季節風が強まってて送電線がゴーゴーと唸ってます。
 
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お帰り~ [機材]

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 EM-200のオーバーホールを天文ハウスTOMITAさんにお願いしてたのですが、作業が終わ
ってゆうパックで送られてきました。

 事前に報告書がメールで届いたのですが、それを見る限り致命的な欠陥等は見当たりません
でした。気になっていた赤緯は問題ないとのことでした。この部分は4年程前に、寄居工場で
新品に変えていたので、あるとすればピリオディックモーションの調整だけかなと思ってたの
ですが...
 っで、実際には赤経側に遊びがありました。クランプ等には問題ありません。では、ガイド
のバラツキは一体何が原因だったのですかね。気になるところです。

 まあ結局のところ、グリスが劣化していて粘性が増していたことから、通常の分解洗浄、グ
リスアップ、ベアリング交換、トルク調整等の他、負荷装置を搭載して微動駆動調整を行って
もらいました。結果、夜間の天体追尾駆動時には何も問題は生じてないと。大手術にはならず
ホッとしました。天文ハウスTOMITA様、有難うございました。
 天気はさておき、今暫くは遊べそうです。
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