北の大地へ [キャンプ・旅行]
昨年、参加した探鳥ツアーでは、一番会いたかったユキホオジロとウミの付く海鳥につい
ての出会いはありませんでした。今回はそのリベンジとなるのですが、ツアーではなく単独
で行くことにしました。今回のターゲットは、まだ見ぬ海鳥、コオリガモの鳴き声を聞く事、
そして、ユキホオジロの再会。懐は結構厳しいのですが、マイルの期限切れが迫ってたので、
それが背中を押す理由になってます。当初、二泊三日で組んだのですが、もう一日休みが取
れたこと、また、天気予報も良さげでもあったことから三泊四日に手配変えしての決行とな
りました。
初日、朝一のフライトで釧路空港に降り立ちました。昨夜から25cm程の積雪があった様
で、未だに雪がチラついてました。
今回の相棒はノート e-power 4WD。運転席への乗り降りが少々しんどいぐらい。デカい
スノーブーツがドアに引っかかっちゃうんですよね。しかし、その他に関する不満は無くて
運転自体は良い感じでした。通しての燃費は18km/Lで、ベストは25.9km/Lでした。
カナダヅルとマナヅルはパスして、先ずは霧多布方面へ行き、ハギマシコを探してみまし
たのですが、その日はお留守の様でした。見れたのはオオワシ、オジロワシ、アトリとシメ
ぐらいです。
霧多布岬では、崖上からラッコ、セグロカモメ、シノリガモ、クロガモ、ハヤブサが見れ
たのみ。現状を把握するには十分で、この先かなり厳しそうな予感が伝わってきました。し
かし、何分自然が相手なので止む無しです。
一時的に降雪が激しくなったのですが、写真を撮っていると徐々に雲が切れて青空が広が
り始めました。そして、日光の恩恵を十二分に感じることに。それにしても、先程の雪模様
がまるで嘘だったかの様子。
その後、歯舞漁港、花咲漁港と車を走らせたのですがカモ類の姿が... ウミアイサが目に
付く感じで、十数羽のスズガモと数羽のヒドリガモの他は一組のホオジロガモとクロガモだ
け? 肝心のコオリガモは何処に。意気消沈して、最後に落石漁港を覗いたら初見となる一
羽のウミガラスがいて楽しませてくれました。パッとしない初日を終え、その日は根室のホ
テルにステイ。
二日目、ホテルを5時半に出発。日の出を見に納沙布岬に向かいました。
日の出を眺めた後、ハイドで海鳥を見ようと企んでたのですが、昨日察知した通りでした。
霧多布岬で見れた数少ないクロガモ、シノリガモ、セグロカモメがちょろっと。暫く眺めて
も状況は変わらず。ただ、昨日同様、季節風が吹いていないのは幸いでした。何れにしても、
絶望的に鳥影が薄過ぎる状態。昆布盛漁港ではウソを見れただけ、そして、最後に落石漁港
に向かい、10時発のネイチャークルーズ船に乗船。
海は波が無くてベタ。絶好の撮影チャンスなのですが、その一方、船首に立つガイドさん
は「数が少ないねぇ」ってつぶやいてました。それでも、昨日初見となったウミガラスの他、
ハシブトウミガラス、ウミバトにも出会えました。ウミスズメとコウミスズメは初見なので
すが、残念ながら飛び去る後ろ姿を見るだけに終わりました。エトロフ見たかったなぁ...
さて、目的のコオリガモは、浜松海岸沖に十数羽固まってました。そして、やっと独特な
鳴き声を確認。ただ、撮影に関しては、ちょっと遠過ぎでした。昨今、港内には入って来な
くなった様です。その理由は分かってません。ちょっと残念でした。
クルーズ終了後、走古丹に向かってみました。湖面は凍結してて、かろうじて凍ってない
部分にカモ類が集まってるぐらい。新たな出会いはありません。ホテルに行くには時間が早
過ぎるので、中標津丸山公園に寄ってみました。ここも静まり返っていて、かろうじてシジ
ュウカラ、ハシブトガラ、シロハラゴジュウカラ、ヒヨドリ、そしてエゾアカゲラが。池に
はオオハクチョウ、コガモ、ヒドリガモが。エゾリスを探してみたのですが出会えませんで
した。16時にホテルに向かい温泉にドボン。その日は終了です。
三日目、この日も朝日を見に開陽台に行ってみました。
その後、風景写真を撮りながら、ユキホオジロを探しに野付半島へ。
野付半島ネイチャーセンターで許可書を貰い、半島の先端に向かいます。途中で車を停め、
更に徒歩で約40分で到着。風景を撮ったりして小一間ほど待機してみたのですが、残念なが
らユキちゃんの再会にならず。他のCMさんたちが撤収し始めたので、自分も次の目的地に向
かうことにしました。なお、ベニヒワは尾岱沼側に小群が移ってました。
許可書を返却する際、センター前の堤防から海を覗くと何とコオリガモが。一羽のメスに
対して7羽のオスが終結してディスプレイ合戦。何と昨日よりも間近かで観察することが出来
ました。
その後、ダメもとで斜里漁港に立ち寄ってみました。先月末、ヒメクビワカモメが確認さ
れてるのですがカモメ達の姿は無し。流氷の着岸前がチャンスなんでしょう。後背地に行っ
てみると、20羽のベニヒワが居たのですが、10分程で飛び去ってしまいました。これもグッ
ド・タイミングでした。ノハラツグミとワキアカツグミ見られた止別やオオモズが確認され
た沸騰湖にも寄ってみたたのですが収穫無し。先日降った雪で埋め尽くされてました。
白鳥・湿地センターの方に話を伺ったところ、今シーズンのカモ類は過去10年間では最小
で最悪だと。そして、気温の寒暖差が激しくて結氷が不安定、そして、降雪の仕方も影響し
てると。特にオオモズの場合は、餌を隠す時間が有るか無いかで越冬するしないが決まって
しまい、ドカ雪が多いと直ぐに抜けてしまう様です。仕方なくきよさと温泉へ。
四日目、予定の網走港行を取り止め、再び野付半島に向かうことにしました。
再び、国道244号を走り抜け野付半島へ。そして、再び昨日と同じく先端部へと向かいま
した。居たのは越冬中のハマシギ。ここでハマシギに出会えるとは、何とも不思議な感じで
した。
仕方がないかぁ... なんてつぶやきながらも、ハマニンニクのある場所を双眼鏡で見回し
ていると...
白い個体の飛翔姿を確認。み~けた! 全てはタイミング、ですね。7年振りの再会とな
りました。取り敢えず、地べたを這う姿を撮りました。次があるとするならば、ハマニンニ
クに飛びついてる姿が撮りたいですね。っとなると12~1月を狙わないと。って欲とは実に
切が無いですね。でも、何とか今回のミッション達成です。
許可書を返却する際、再び海岸側を覗くと昨日居たコオリガモは居ませんでした。再びタ
イミングの恐ろしさを実感。駐車場で帰りの支度を整えた後、釧路空港へ戻りました。
しかし、早く着いた一方、機材遅延で釧路空港を35分遅れて離陸。っで羽田空港では何と
着陸の順番待ち。結局、バッゲージを引き取って羽田空港を出れたのは23時過ぎ。残念なが
ら終電には間に合わず、途中でタクシーを拾いながら翌日の01時過ぎに無事帰宅。
まぁ~、今回も色々あって、実に面白い旅でした。どうかまた行けますように!
ての出会いはありませんでした。今回はそのリベンジとなるのですが、ツアーではなく単独
で行くことにしました。今回のターゲットは、まだ見ぬ海鳥、コオリガモの鳴き声を聞く事、
そして、ユキホオジロの再会。懐は結構厳しいのですが、マイルの期限切れが迫ってたので、
それが背中を押す理由になってます。当初、二泊三日で組んだのですが、もう一日休みが取
れたこと、また、天気予報も良さげでもあったことから三泊四日に手配変えしての決行とな
りました。
初日、朝一のフライトで釧路空港に降り立ちました。昨夜から25cm程の積雪があった様
で、未だに雪がチラついてました。
なかなか良い相棒でした!
今回の相棒はノート e-power 4WD。運転席への乗り降りが少々しんどいぐらい。デカい
スノーブーツがドアに引っかかっちゃうんですよね。しかし、その他に関する不満は無くて
運転自体は良い感じでした。通しての燃費は18km/Lで、ベストは25.9km/Lでした。
カナダヅルとマナヅルはパスして、先ずは霧多布方面へ行き、ハギマシコを探してみまし
たのですが、その日はお留守の様でした。見れたのはオオワシ、オジロワシ、アトリとシメ
ぐらいです。
駐車場より
霧多布岬では、崖上からラッコ、セグロカモメ、シノリガモ、クロガモ、ハヤブサが見れ
たのみ。現状を把握するには十分で、この先かなり厳しそうな予感が伝わってきました。し
かし、何分自然が相手なので止む無しです。
霧多布岬の先端近くで
一時的に降雪が激しくなったのですが、写真を撮っていると徐々に雲が切れて青空が広が
り始めました。そして、日光の恩恵を十二分に感じることに。それにしても、先程の雪模様
がまるで嘘だったかの様子。
その後、歯舞漁港、花咲漁港と車を走らせたのですがカモ類の姿が... ウミアイサが目に
付く感じで、十数羽のスズガモと数羽のヒドリガモの他は一組のホオジロガモとクロガモだ
け? 肝心のコオリガモは何処に。意気消沈して、最後に落石漁港を覗いたら初見となる一
羽のウミガラスがいて楽しませてくれました。パッとしない初日を終え、その日は根室のホ
テルにステイ。
二日目、ホテルを5時半に出発。日の出を見に納沙布岬に向かいました。
日の出を眺めた後、ハイドで海鳥を見ようと企んでたのですが、昨日察知した通りでした。
霧多布岬で見れた数少ないクロガモ、シノリガモ、セグロカモメがちょろっと。暫く眺めて
も状況は変わらず。ただ、昨日同様、季節風が吹いていないのは幸いでした。何れにしても、
絶望的に鳥影が薄過ぎる状態。昆布盛漁港ではウソを見れただけ、そして、最後に落石漁港
に向かい、10時発のネイチャークルーズ船に乗船。
海は波が無くてベタ。絶好の撮影チャンスなのですが、その一方、船首に立つガイドさん
は「数が少ないねぇ」ってつぶやいてました。それでも、昨日初見となったウミガラスの他、
ハシブトウミガラス、ウミバトにも出会えました。ウミスズメとコウミスズメは初見なので
すが、残念ながら飛び去る後ろ姿を見るだけに終わりました。エトロフ見たかったなぁ...
さて、目的のコオリガモは、浜松海岸沖に十数羽固まってました。そして、やっと独特な
鳴き声を確認。ただ、撮影に関しては、ちょっと遠過ぎでした。昨今、港内には入って来な
くなった様です。その理由は分かってません。ちょっと残念でした。
クルーズ終了後、走古丹に向かってみました。湖面は凍結してて、かろうじて凍ってない
部分にカモ類が集まってるぐらい。新たな出会いはありません。ホテルに行くには時間が早
過ぎるので、中標津丸山公園に寄ってみました。ここも静まり返っていて、かろうじてシジ
ュウカラ、ハシブトガラ、シロハラゴジュウカラ、ヒヨドリ、そしてエゾアカゲラが。池に
はオオハクチョウ、コガモ、ヒドリガモが。エゾリスを探してみたのですが出会えませんで
した。16時にホテルに向かい温泉にドボン。その日は終了です。
三日目、この日も朝日を見に開陽台に行ってみました。
今日も良い天気の模様
その後、風景写真を撮りながら、ユキホオジロを探しに野付半島へ。
ミルクロード。アップダウンのある真っすぐな道です。
牧草地が多いのでこんな光景があちらこちらに
第二しべつ展望パーキング付近。尾岱沼側では穴釣りを楽しむ方々が。
反対側では知床半島を遠望。アビが居るはずなんですが。
野付半島ネイチャーセンターで許可書を貰い、半島の先端に向かいます。途中で車を停め、
更に徒歩で約40分で到着。風景を撮ったりして小一間ほど待機してみたのですが、残念なが
らユキちゃんの再会にならず。他のCMさんたちが撤収し始めたので、自分も次の目的地に向
かうことにしました。なお、ベニヒワは尾岱沼側に小群が移ってました。
許可書を返却する際、センター前の堤防から海を覗くと何とコオリガモが。一羽のメスに
対して7羽のオスが終結してディスプレイ合戦。何と昨日よりも間近かで観察することが出来
ました。
国道244号線で斜里へ。地元では味わえない光景が広がってます。
その後、ダメもとで斜里漁港に立ち寄ってみました。先月末、ヒメクビワカモメが確認さ
れてるのですがカモメ達の姿は無し。流氷の着岸前がチャンスなんでしょう。後背地に行っ
てみると、20羽のベニヒワが居たのですが、10分程で飛び去ってしまいました。これもグッ
ド・タイミングでした。ノハラツグミとワキアカツグミ見られた止別やオオモズが確認され
た沸騰湖にも寄ってみたたのですが収穫無し。先日降った雪で埋め尽くされてました。
白鳥・湿地センター前から。本来なら4月過ぎの光景だとか。
白鳥・湿地センターの方に話を伺ったところ、今シーズンのカモ類は過去10年間では最小
で最悪だと。そして、気温の寒暖差が激しくて結氷が不安定、そして、降雪の仕方も影響し
てると。特にオオモズの場合は、餌を隠す時間が有るか無いかで越冬するしないが決まって
しまい、ドカ雪が多いと直ぐに抜けてしまう様です。仕方なくきよさと温泉へ。
四日目、予定の網走港行を取り止め、再び野付半島に向かうことにしました。
朝日に向かって走る感じでした
再び、国道244号を走り抜け野付半島へ。そして、再び昨日と同じく先端部へと向かいま
した。居たのは越冬中のハマシギ。ここでハマシギに出会えるとは、何とも不思議な感じで
した。
先端部にて
仕方がないかぁ... なんてつぶやきながらも、ハマニンニクのある場所を双眼鏡で見回し
ていると...
白い個体の飛翔姿を確認。み~けた! 全てはタイミング、ですね。7年振りの再会とな
りました。取り敢えず、地べたを這う姿を撮りました。次があるとするならば、ハマニンニ
クに飛びついてる姿が撮りたいですね。っとなると12~1月を狙わないと。って欲とは実に
切が無いですね。でも、何とか今回のミッション達成です。
許可書を返却する際、再び海岸側を覗くと昨日居たコオリガモは居ませんでした。再びタ
イミングの恐ろしさを実感。駐車場で帰りの支度を整えた後、釧路空港へ戻りました。
しかし、早く着いた一方、機材遅延で釧路空港を35分遅れて離陸。っで羽田空港では何と
着陸の順番待ち。結局、バッゲージを引き取って羽田空港を出れたのは23時過ぎ。残念なが
ら終電には間に合わず、途中でタクシーを拾いながら翌日の01時過ぎに無事帰宅。
まぁ~、今回も色々あって、実に面白い旅でした。どうかまた行けますように!
2024-02-24 22:36
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